クラブはメッシのデビューまでに本拠地の観客席を増設する

2020年8月25日、「スアレスに対するフロントの態度など、クラブに対して不信感が増したメッシが、バルセロナに退団の意思を表明するブロファックス[注 8]を送った」と報道され[107][108][109]、間もなくクラブも事実を認めた[110]。このニュースは全世界に衝撃を持って伝えられた。メッシ側は、「2021年6月まで契約が残っているものの、現在の契約には契約解除金が無効となり、フリー移籍できるようになるという条項が含まれており、行使できる期限は過ぎているが、新型コロナウイルスの影響でリーグが中断された時期があったため、まだ有効である」と主張した[108]。これに対して、バルセロナ側は「契約の有効期限は過ぎており、メッシが退団するのには、7億ユーロの契約解除金が払われたときのみ」だと主張し、両者の言い分が食い違った。8月30日、ラ・リーガが声明を発表し「メッシとバルセロナとの契約は現在も有効であり、契約に定められた違約金が支払われない場合は、移籍証明書は発行しない」として、バルセロナ側を支持した[108][111]。メッシは、8月30日に行われた新型コロナウイルス検査を無断欠席し、翌31日の練習にも姿を見せなかった[112]。9月4日、メッシの父で、代理人のホルヘ・メッシは、ラ・リーガの声明に対し、「根拠が不明で、解釈が間違いである」と声明を発表。すぐに、ラ・リーガ側も反論するなど、事態は泥沼化の様相を呈したかと思われたが[113]、その夜、メッシは、「Goal.com」のインタビューで、バルセロナに残留することを発表した[114][115]。インタビューの中メッシは、「1年を通してジョゼップ・マリア・バルトメウ会長に、退団の意思を告げていた」こと、「会長は、シーズン終了後に退団か残留かをメッシ自身が決められると言っていたが、その言葉は守られなかった」こと、「会長に、7億ユーロの契約解除金を払うだけが退団する唯一の方法だと言われた」こと、「移籍する唯一の方法がバルセロナと裁判で戦うことだったが、愛するクラブを相手取って法廷に立つなんて、絶対に考えられない」ことなど、残留を決めた理由、バルセロナへの思いなどを語った[114][115]。9月7日、残留発表後初めて練習場に姿を見せた。

【ロサンゼルス共同】サッカーのアルゼンチン代表ＦＷで米プロリーグＭＬＳのマイアミに加入するメッシが、７月２１日の本拠地での試合でデビューする見通しであることをクラブが認めたと２０日、ＡＰ通信が伝えた。

メッシのＭＬＳ入りが正式決定したことで、Ｃ・ロナウドの動きにも注目が集まりそうだ。

2023年6月7日、インテル・マイアミCFはメッシの加入を発表した[147]。

2020年12月23日、レアル・バリャドリード戦で決めた得点がクラブ通算644得点目となり、ペレが記録した同一クラブでの世界最多得点記録を更新した[116]。2021年1月17日、スーペルコパ決勝のアスレティック・ビルバオ戦で延長後半アディショナルタイムにボールに関係のないところで相手MFアシエル・ビジャリブレを後ろから殴り倒し、バルセロナで初めて一発レッドで退場処分となった[117]。2月1日、エル・ムンド紙はメッシとバルセロナの間で2017年に結ばれた契約書のコピーの一部を公開し、 4年間の年俸総額が5億5500万ユーロ（約705億円）に上ると報じられた[118]。 1月にバルセロナの負債額が11億7300万ユーロ（約1466億2500万円）に膨れ上がっており、短期的な債務は７億3000万ユーロ（約912億5000万円）に達していることが大きく報じられており[119]、このリークは「バルサを破滅させるメッシの豪勢な契約」の見出しで大々的に報じられた[120]。3月10日、チャンピオンズリーグ・ベスト16のパリ・サンジェルマン戦2ndレグで、欧州CL通算120点目を決め、クリスティーアーノ・ロナウドより1試合少ない149試合目で達成した[121]。しかし、チームは2戦合計2-5で敗れ敗退、クリスティアーノ・ロナウドのユヴェントスもポルトに敗れ、2人が準々決勝で不在となるのは2004-05シーズン以来、16シーズンぶりとなった[122]。

今シーズン限りでフランス１部パリ・サンジェルマン（ＰＳＧ）を退団するメッシは、元イングランド代表ＦＷデービッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めているインテル・マイアミ入りを決断した。この動きで影響を受けるというのが、もう一人の大スター、Ｃ・ロナウド。米国メディア「フォーブス」は「メッシとＣ・ロナウドの米国での再会が設定されている」と報道した。

また、バルセロナへの帰還も選択肢の一つに。6月5日にはメッシの父親であり、代理人も務めるホルヘ・メッシ氏が同クラブのジョアン・ラポルタ会長と会談を持ち、ホルヘ氏はその後に「レオはバルサに戻りたいと考えている」と報道陣を前にコメント。

同メディアは、有力記者のトニ・ユアンマルティ氏が「メッシの決断を待っているＭＬＳのクラブがあり、Ｃ・ロナウドとの契約が可能かどうかを調べている」という情報を引用。２人の対決を実現させるために、メッシの動向を見ながらＣ・ロナウドを獲得しようとしているクラブがあることを伝えた。

今月３日にパリＳＧ退団が発表された３５歳のメッシは７日にマイアミ入りを表明。クラブはメッシのデビューまでに本拠地の観客席を増設する。

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2021年8月10日、パリ・サンジェルマンFCと2年契約（3年目のオプション付き）を締結した[128][129][130]。背番号はバルセロナのトップデビュー時と同じ30番[131]。8月29日、リーグアンのランス戦で後半から交代出場し、PSGデビューを果たした[132]。9月15日、アウェイでのクラブ・ブルージュ戦で先発出場し、チャンピオンズリーグデビューも果たした。その4日後にはリヨン戦でホームであるパルク・デ・プランスでデビューを果たした[133]。9月28日、チャンピオンズリーグのグループステージで、ペップ・グアルディオラ率いるマンチェスターシティ戦でゴールを決め、クラブでの初得点を決めた[134]。11月21日、ナント戦でリーグアン初ゴールを挙げた[135]。11月28日、サンテティエンヌ戦では自身5回目となるアシストハットトリックを達成した[136]。11月29日、クラブと代表合わせて年間40ゴールを挙げ、2021年のコパアメリカでアルゼンチンの優勝に貢献したメッシは史上最多7度目のバロンドールを受賞した[137]。2022年4月23日、第34節のRCランス戦では得点をきめてチームの2年ぶりとなるリーグ優勝に貢献した[138]。

去就への注目度が高まるなか、新たにヨーロッパの2つのクラブがメッシ争奪戦に参加したという。クラブの具体名は明らかになっていないが、『アス』紙電子版は「プレミアリーグのクラブである可能性が高い」としており、そのうちの少なくとも一方は、メッシ側が熟考するに値する内容のものだという。

パリ・サンジェルマンからの退団が決定し、去就が注目されているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに対し、ヨーロッパから2つのオファーが寄せられているという。スペイン『アス』紙の電子版が報じている。

新シーズンの開幕戦、トロフェ・デ・シャンピオンのナント戦で先制点をあげ、マンオブザマッチに選出。PSGの4-0の勝利に貢献してクラブで2個目のトロフィーを手にした[139]。10月5日、チャンピオンズリーグのベンフィカ戦でゴールを決め、メッシにとってベンフィカがCL史上最多となる40クラブ目にゴールを決めたチームとなった[140]。2023年2月19日、リール戦では試合終了直前に逆転ゴールとなるフリーキックを決めチームの勝利に貢献した[141]。2月26日、マルセイユとのダービー戦であるル・クラスィクでエムバぺへの2アシストに加えて1ゴールを記録、このゴールでクラブキャリア通算700ゴールを達成した[142]。2月27日、パリで行われたFIFAフットボールアウォーズにて16年連続史上最多16度目のFIFA FIFPro男子ワールドイレブンに選出された[143]。さらに男子最優秀選手賞も受賞し表彰形式が"The Best"になってからは最多タイの2度目[144]、FIFA最優秀選手賞としては史上最多の7度目の受賞となった[145][146]。

さらに、同メディアはＣ・ロナウドについて「サウジアラビアでの生活にうんざりしていると伝えられている」と指摘。「メッシがマイアミにいる間に、別の米国クラブがロナウドと契約できれば、偉大なスターを２人も誇ることは、成長を続けるＭＬＳにとって大きな出来事となる」と記している。