彼がメッシを引き継ぐ者になることを願おう」

バルサでは今オフに退団騒動の末、残留が決まったメッシの後継者候補としても注目を集めるファティ。久保は今季ビリャレアルに期限付き移籍するが、将来Rマドリード復帰を目指しており、同世代のライバルになりうる存在だ。ビリャレアルとバルサは、27日の第3節で対戦予定。スペインと日本の“至宝対決”は、日本のファンにとっては注目の一戦となる。

2試合が行われ、スペイン代表FWアンス・ファティ(17)=バルセロナ=が、ウクライナ戦で同代表での最年少記録となる17歳311日での初ゴールを挙げた。バルセロナの下部組織時代には日本代表MF久保建英(19)とともにプレーし、現在はトップチームでアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の後継者候補とされる17歳が、スペイン代表でも頭角を現してきた。

**サミュエル・エトー|bold**「彼は将来を担うひとりだと思う。最近の彼は素晴らしいことをやっているよ。クラブは彼を育てて、とても大切にする必要があると思う。彼がメッシを引き継ぐ者になることを願おう」

昨年のワールドカップ・カタール大会を制し、3年後の連覇へ向けて動き出したアルゼンチン代表。
23日にパナマ、28日にはキュラソーと親善試合を行う予定となっているのだが、その代表メンバーには欧州以外のリーグから選出されている者が2人いる。
アルゼンチンの名門リーベルプレートから選ばれたGKフランコ・アルマーニ、そしてアメリカ・MLSのアトランタ・ユナイテッドより選ばれたFWティアゴ・アルマダだ。
中でも注目はアルマダだ。アルゼンチンのベレス・サルスフィエルドで育った21歳のアルマダは、昨年冬にアトランタ・ユナイテッドへと移籍。欧州からも注目されていた才能だったが、近年成長を続けるMLS行きを選択したのだ。
MLSにとってアルマダの存在は特別だ。主力ではなかったものの、アルマダもカタール大会優勝メンバーの一員だった。MLSからワールドカップ優勝メンバーが誕生したのは、リーグの価値を高めるうえで重要な一歩になったと言っていい。
そのアルマダは今季も快調に飛ばしており、ここまで開幕から4試合をこなして4ゴール4アシストを記録。得点ランクでは単独1位だ。
昨年はリーグ戦29試合で6ゴール7アシストの成績だったが、今年は早くもそれを超える予感がある。今回の代表メンバーにも選ばれており、171cmと小柄なアタッカーもまたリオネル・メッシの後継者候補の1人だ。メッシがどこかのタイミングで代表を去るならば、アルマダも主力候補となるだろう。
MLSで圧倒的な成績を残せば、再び欧州からの関心も再燃する。MLSにとって特別な存在となっているアルマダがアメリカの地からどう成長していくのか。南米選手にとっての新たなモデルとして注目される。

ファティは若くしてプロデビューを果たし、負傷に苦しみながら、メッシの「10番」を受け継いだ。しかしながら、まだ20歳の選手である。

バルセロナは2021年夏にリオネル・メッシが退団。メッシが背負っていた「10番」を引き継いだのが、ファティだった。

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