ゴルフドライバー バックスイング

クラブを知り、己れを知れば、ゴルフは百戦危うべからずです。

スライスに悩む殆どのアマチュアゴルファーが、目標方向に胸が開いてしまう方が殆どです。

ふじた・さいき/1985年11月22日生まれ、栃木県出身。ツアー通算5勝。2004年プロ転向。05年にツアーデビューし、06年から12年連続でシード保持。20―21シーズンは賞金ランキング28位で3季ぶりにシード復帰。ツアーでの平均飛距離は、36歳にして245・14ヤードで15位と飛距離は健在。2022年は11年ぶりの優勝を目指す。チェリーゴルフ所属。

スライスとは、打ち出しが左に飛び出し大きく右に曲がるミスの事を言いますが、このミスは飛距離が極端に出なくなってしまうので直したいゴルファーも多いのではないでしょうか?

そんなとき、”けん”は意識して左腕1本だけでテークバックからトップまで行なうようにしています。右腕についてはまずは添える程度です。左腕1本だけのバックスイングでは、クラブを持ち上げるのにとても力が要りますが、それだけにいいこともあるんです。

正しいバックスイングからは正しいトップ生まれます。
まず左手首は後ろから見た時に、手首が背屈しておらずストレートか逆に掌屈に。
右腕は肘が地面を向くようにたたまれ、右手首が折れて手のひらが空を向くような出前持ちスタイルに。
シャフトは毎回同じ位置で飛球線方向を指しており、同じ位置にダウンスイングで戻ってくるという再現性の高いスイングが期待できるようになります。
ボールを狙ったところへ飛ばすためには、再現性の高いスイングが不可欠です。
そのためには安定したインパクトが必要で、それにはスイングの始動でもあるバックスイングの形がものすごく大切になってくるんですね。
このようにバックスイングとトップの位置が安定していれば、ヘッド軌道を毎回決まったレールに乗せてスイングができることでしょう。
バックスイングの方法をいろいろ試してみても、なかなかしっくりこなかったそこのあなた。
ぜひこのバックスイングのイメージをお試しあれ。

この様なイメージと実際に起こるギャップの事を、スポーツ用語でイナーシャルギャップといいます。ゴルフのスイング修正は、このイナーシャルギャップを埋める作業が大部分を占めます。

何より、ドラコンプロでゆっくりテイクバックする人はほぼ居ません。ドラコンのトップレベルの選手達は皆、ビックリするぐらい速く振り上げますから、飛距離アップと速いバックスイングは、物理的な関連性が高いと言えるのです。

テークバックが普段より「ゆっくり」というより「ゆったり」になります。

この特殊な形状が、スイング中にフェース面が開きやすい動きをし、結果アマチュアゴルファーにとってスライスが起こりやすい大きな原因になっています。

一般的なアマチュアゴルファーが、捕まったドロー回転のボールを打つ為には、インパクト時にクラブヘッドが胸の正面に戻ってきてフェーローテーションがスムーズに行われる必要があります。

グリップが肩の高さに上がったときに、グリップエンドがラインがボールと爪先の中(間)を指すようにバックスイングしましょう!

なので、ゴルフクラブで、スクエアなインパクトを目指すとなるとイメージでは少しフェース面を閉じ気味でインパクトを迎える必要があります。

そうする事によって始動時の左手の役割を感じる事と、重心が手元より先にあるクラブの重さにカウンターを入れる感覚が磨かれ、スイングプレーンに乗ったテークバックを決める事がしやすくなっていきます。

スライスを直したくてインサイドからクラブを下ろしたい人は逆の発想で、バックスイングでアウトサイドに上げてみましょう。先ほどと逆の現象で、トップスイングでループして、腕が下がってダウンスイングは、インサイドからクラブが下りてくるようになります。

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