「PSGのメッシ」がまもなく誕生することになるのだろうか

商業的な面からも、競争的な面からも、サウジアラビアと比べ、アメリカの認知度がメッシにとって重要だったかもしれない。サウジアラビアでプレイする以上に、アメリカでプレイする方が、メッシのパフォーマンスは細かく評価されるだろう。それはリスクでもある。しかし、ペレとベッカムが始めた仕事を完成させ、アメリカにおけるサッカーのポテンシャルを最大化させる助けになろうという意欲があるのだろう。

次の行き先はアメリカMLS(メジャーリーグサッカー)──インテル・マイアミに決めたことを公言した。まだ移籍の手続きは完了していないものの、インテル・マイアミ側もメッシ加入を公(おおやけ)にしており、そう遠くない時期に何かしらの正式発表が行なわれるはずだ。

メッシのアメリカ行きの決断は、家族のことを重視して下されたものだったようだ。

今回インテル・マイアミと契約をかわすメッシの場合は、MLSでは破格の年俸4000万ドル(約56億6000万円)を手にするという。しかも1年延長のオプション付きの2年契約なので、3年プレーした場合、ボーナスを含めて総額最大1億5000万ドル(約212億円)と言われている。

今季限りでパリ・サンジェルマンを離れるメッシに対しては古巣バルセロナやサウジ・アラビアのクラブも獲得に動いていたが、最終的に移籍先に選ばれたのはメジャー・リーグ・サッカーのインテル・マイアミだった。

来夏まで契約を残すエムバペは、パリSGから提示された契約更新に応じなかった一方、今季も残留する意思を示した。更新しなかった主な理由は、クラブに対する不満と、アルゼンチン代表FWメッシが退団したからだとしている。

リオネル・メッシがアメリカでプレイする日が近づいている。

改めてリオネル・メッシ選手のプレーを見るとそのすごさに驚かされますよね。

来年6月にはメッシも出場予定のコパ・アメリカ2024が開催されるアメリカは、2026年ワールドカップの開催地でもある。果たして、メッシ加入でアメリカサッカー界とMLSはどのような盛り上がりを見せるのか。

PSGが年俸4000万ユーロ(約52億円)を提示したとされている契約交渉の状況については、「最後の詳細についてほぼ合意」に達したと仏紙は述べている。「PSGのメッシ」がまもなく誕生することになるのだろうか。

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、アメリカのインテル・マイアミに移籍することを宣言した。

アメリカは引退前の最後の場所として、メッシにとって完璧に最高の場となり得る。商業的な機会も大きいだろう。『Apple』と『Adidas』がメッシのアメリカ移籍に介入したとも報じられている。MLSのパートナーである両社がどのように関わったのか、正確には分かっていない。だが、レベニューシェアの機会が浮上している。

メッシはパリでスペイン『ムンド・デポルティボ』と『スポルト』とのインタビューに応じ、バルセロナ復帰ではなくインテル・マイアミ移籍を選択した理由を説明。2年前、財政難のバルセロナはラ・リーガのサラリーキャップ制の問題でメッシと新契約を結ぶことができず、放出せざるを得ない状況に追い込まれたが、同選手は変わらず財政難にある古巣で同じような思いをしたくなかったのだという。

2シーズンを過ごしたパリ・サンジェルマンを契約満了で退団したリオネル・メッシがスペイン・メディアの取材に応じた。

ちなみに、2022年度のリーグ最多入場者数を記録したのは、最大約7万9000人の収容を誇るメルセデス・ベンツ・スタジアムを本拠地とするアトランタ・ユナイテッドFCで、1試合平均は4万7116人。逆に最も少なかったのは、メッシが加入予定のインテル・マイアミで、1試合平均は1万2637人だった。

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