パリ・サンジェルマンFWリオネル・メッシの去就について報じられた
スカローニ暫定監督は21日の会見で、メッシの状況について説明している。アルゼンチン紙『クラリン』などが同監督のコメントを伝えた。
バルセロナのFWリオネル・メッシは、このままアルゼンチン代表を引退する可能性もあるのかもしれない。リオネル・スカローニ暫定監督は、代表でのメッシの今後については「分からない」とコメントしている。
同氏はこの世界的スーパースターがアップルのストリーミングサービス「Apple TV+」に数百万人の新規加入者を引きつけ、MLSにトッププレーヤーを誘うビジョンを描いている。メッシ選手はApple TV+の海外アカウントの増加による収益配分を得る一方、マス氏のインテル・マイアミは、チケットやグッズの売り上げ増加から多額の利益を得られる。MLSの他チームも、メッシ選手の宣伝で波及効果を得られるというのがマス氏のセオリーだ。
ロシアワールドカップを戦い終えたメッシは、大会後に代表チームでの活動を一時休止することを決断。今月17日には9月に行われる2試合の国際親善試合に向けた招集候補メンバーが発表されたが、やはりメッシの名前はなかった。
マス氏はメッシ選手にフロリダでの暮らしを売り込み、「サッカーに飢えている国で、文字通りサッカーを変えることができる」ことや、アルゼンチンにいる家族により近いことをアピールした。しかし、金銭的なインセンティブも大きかった。
また、メッシ選手はアディダスとも契約を結んでおり、Apple TV+ともユニークな契約を締結。ストリーミング・サービスで海外のサブスクライバーが増えれば恩恵を得られる。マス氏は、メッシ選手が1年半で200万人の外国アカウントを獲得できると見積もっている。
しかし、マス氏は辛抱強い人物だ。フロリダ州コーラルゲーブルズの高級住宅街にあるオフィスでインタビューに応じたマス氏は、メッシ選手をマイアミに連れてくるのに3年余りかかったと打ち明けた。
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もちろん、それはリスキーな試みだ。途方もない経歴を持ちながら、その職業基準からすれば年を取りつつある選手に、ほぼ全てがかかっている。36歳のメッシ選手はパリ・サンジェルマンで2年間を過ごし、昨年のサッカー・ワールドカップ(W杯)ではアルゼンチンを優勝に導いたが、最近は自身のパフォーマンスを巡ってファンからヤジを受ける側に立たされていた。
メッシ選手とインテル・マイアミとの契約は2025年までで、年俸は基本2000万ドル(約28億円)、ボーナスを含めると6000万ドルに達する可能性がある。引退後にはチームの少数株主となる。
ロシア大会ではベスト16敗退に終わり、悲願のワールドカップ優勝をまたも逃したメッシ。31歳となった同選手は、再びアルゼンチン代表のユニフォームに袖を通すのだろうか。
そして、メッシの偉業は、彼と並ぶサッカー界の真のエリートとしてこの先何年も語られるであろう、ある23歳の面前で達成された。フランスのキリアン・エムバペのことだ。
メッシ選手がインテル・マイアミのユニホームを着用する姿を一目見ようと見ようと多数のサポーターが16日、雨の降るスタジアムに集まった。翌17日のインタビューでマス氏は「私はインテル・マイアミのために、MLSのために、そしてこのスポーツのために、非常に高い志を持っている」と話した。
「メッシとは話をして、その結果として今回の試合に招集しなかった。正直に言って、未来に何が起こるのかについては話していない」とスカローニ監督。メッシの代表“復帰”の見通しについては明確にしなかった。
パリ・サンジェルマンFWリオネル・メッシの去就について報じられた。