メッシは「(会長とは)契約について話すことすらできなかった

MLSとインテル・マイアミもメッシの加入をSNSで認めたが、MLSは「正式な合意を完了するための作業が残っている」としている。

次の行き先はアメリカMLS(メジャーリーグサッカー)──インテル・マイアミに決めたことを公言した。まだ移籍の手続きは完了していないものの、インテル・マイアミ側もメッシ加入を公(おおやけ)にしており、そう遠くない時期に何かしらの正式発表が行なわれるはずだ。

メッシは「(会長とは)契約について話すことすらできなかった。(復帰の)提案はされたが、正式な、書面で署名されたオファーはなかった。まだ何もなく、実現するかどうかも分からなかった」とバルセロナからは正式なオファーがなかったことを明かした。

しかし、7日になってメッシがメジャーリーグ・サッカーのインテル・マイアミへの移籍に迫っていると広く報じられる。そして、同選手はスペイン『ムンド・デポルティーボ』と『スポルト』のインタビューの中で自身の決断について語った。

【ニューヨーク=清水石珠実】アルゼンチン代表FWのリオネル・メッシ選手が米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに移籍する意向であることが分かった。メッシが7日、スペインのスポーツメディアに語った。インテル・マイアミは元イングランド代表のデービッド・ベッカム氏が共同オーナーを務める。

2021年夏に加入したパリ・サンジェルマンから今夏に退団することが決まったメッシ。昨年のワールドカップでアルゼンチンを優勝に導いた世界最高の選手の去就には大きな注目が集まっており、古巣バルセロナやサウジアラビアのアル・ヒラルが新天地の候補に挙がっていた。

リオネル・メッシは、噂されていた2年ぶりのバルセロナ復帰が実現しなかった理由を明かした。

メッシのMLSデビューは7月下旬になる見込みこの記事に関連する写真を見る それまではサウジアラビア行きや古巣バルセロナ復帰が噂されていた。だが、インタビューのなかでメッシは「W杯で優勝してバルサには戻れないという現状、別のやり方でサッカーをして、日々の生活をより楽しむ時がきた」と決断の背景を説明。ヨーロッパというスポットライトを離れ、家族とともに穏やかな暮らしを望んでいることも口にした。

そうしたなかで、メッシ本人は家族のための「落ち着いた環境」を求めた。

とにかく、この2週間のペナルティ(その後、メッシは謝罪の動画をインスタグラムに投稿。これが評価されてペナルティの期間は短縮され、メッシは練習に復帰している)は、メッシにとって移籍を決意する最後の後押しになったと思われる。

いずれにしても、メッシの移籍によって、俄然、注目が集まるのがMLSだ。

2シーズンを過ごしたパリ・サンジェルマンを契約満了で退団したリオネル・メッシがスペイン・メディアの取材に応じた。

【欧州・海外サッカーニュース&移籍情報】今夏にパリ・サンジェルマン(リーグ・アン)から退団するリオネル・メッシは、バルセロナ(ラ・リーガ)ではなく、インテル・マイアミ(メジャーリーグ・サッカー)を新天地に選んだ。

昨年末にサウジアラビアのアル・ナスルに新天地を求めたクリスティアーノ・ロナウドに続き、メッシもヨーロッパの舞台から去ってしまうのは寂しいところだ。しかしその一方で、約15年にもわたって両雄が世界のトップに君臨し続けてきたことを考えれば、これもひとつの「時代の終焉」と言っていいだろう。

では、晴れて自由の身となったメッシはいったいどこに行くのか。現時点で、可能性は4つある。

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