スペインを去ったメッシはフランスの名門PSGと2年契約を結んだ

1つ目の候補が、マンチェスター・シティだった。MFケヴィン・デ・ブライネなどを擁するイングランドの強豪について、同紙は「スポーツ仲裁裁判所(CAS)の判定によって疑いが晴らされ、欧州大会への出場禁止が撤回されたマンチェスター・シティは補強に資金を投じる準備ができている。そのため、メッシとの契約はシティにとっての最優先事項となるだろう」と伝えている。

サッカープレイヤーとしては小柄でストライドは短いというが、爆発的な加速力と繊細なボールタッチを武器に敵陣を切り裂く世界最高峰のドリブラー。トップスピードに乗った状態でのドリブルでもボールが足元から殆ど離れず、相手DFが飛び込む隙を与えない。尚且つ筋肉質であるため、ユニフォームを引っ張るなど故意のファールでも止められず、対戦相手の指揮官から「メッシを止めるにはショットガンが必要だ」とジョークが飛ばされるほどである。

名実ともに世界最高選手として注目されるようになったFIFA ワールドカップ2010では、監督を務める母国の英雄ディエゴ・マラドーナから攻撃の全権を任されるも、戦術の無い個人技頼みのチームで持ち味を出すことができず。準々決勝のドイツ戦では何もさせてもらえず完敗。このあたりからバルセロナのときと比べて代表で輝けないメッシに対するアルゼンチン国民からの批判が強まるようになる。

関係者によると、メッシは3日のトレーニングも欠席するという。

2021年夏にスペイン1部FCバルセロナを電撃退団し、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)へ加入したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが来夏にも古巣復帰するとアルゼンチン人ジャーナリストがツイッターで明かした。

スペインを去ったメッシはフランスの名門PSGと2年契約を結んだ。契約には3年目のオプションも付いているが、どうやらメッシは2年でパリを去る可能性があるようだ。

当時、ヨーロッパのクラブがメッシのような若い年齢の選手と契約することは珍しいことだったため会長がなかなか契約を前に進めなかったため交渉は難航したが、メッシの才能に惚れ込んだレシャックの尽力もあり、家族全員のバルセロナへの移住を条件に治療費の全額負担を約束され、晴れて入団が決定。

31歳となり、ベテランとなったメッシは自身4度目となるFIFA ワールドカップ2018に出場。しかし、第1戦目のアイスランド戦でPKを失敗し1-1の引き分けに終わり、2戦目のクロアチア戦では0-3の完敗と窮地に立たされる。当時の代表監督であるホルヘ・サンパオリはメンバーに誰を入れ、誰を外すかをメッシに訊ねており、このことで選手と指揮官の間に内紛が起きていた。それでも、ナイジェリア戦では自らゴールを決めてチームを決勝トーナメント進出に導いている。ベスト16のフランス戦では2アシストを記録するが、チームは3-4で敗れて敗退。メッシ頼みのチームの限界を露呈することとなった。

メッシは4月30日に敗戦を喫したロリアン(FC Lorient)戦に出場後、サウジアラビア観光局との契約の一環として渡航していた。しかし、クリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)監督が試合翌日の通常の休養日をキャンセルしたため、メッシは今月1日のトレーニングに参加できなかった。

2010-11シーズン、ジョゼ・モウリーニョを招聘し序盤から好調のレアルをホームに迎えたエル・クラシコ第1戦ではダビド・ビジャの2ゴールをアシストするなど結果は5-0での圧勝。MVP(メッシ、ビジャ、ペドロ)と称された3トップが機能し、リーガ3連覇と2シーズンぶりのCL優勝に貢献。このシーズンのバルセロナは世界を震撼させるほどの圧倒的な異次元の強さを見せ、パスワークによるポゼッションを重視したバルサスタイルを世界中のチームが憧れるようになる。リーガの得点王の座ことクリスティアーノ・ロナウドに譲ったものの、2シーズン連続でゴール数は30ゴールを超え、CLでは大会史上最多タイとなる12ゴールで得点王となる。異次元のプレイヤーとして進化したメッシを世界中が称賛し、3シーズン連続でのバロンドールにも選ばれている。

去就への注目度が高まるなか、新たにヨーロッパの2つのクラブがメッシ争奪戦に参加したという。クラブの具体名は明らかになっていないが、『アス』紙電子版は「プレミアリーグのクラブである可能性が高い」としており、そのうちの少なくとも一方は、メッシ側が熟考するに値する内容のものだという。

2021年夏にバルセロナを退団したのちに加入したPSGで2シーズン目を過ごすメッシ。しかし、現行契約は今夏に満了を迎え、現時点でシーズン終了後の将来は不透明で、去就に関してさまざまな憶測が飛び交っている。

リーガ・エスパニョーラ1部のバルセロナに所属するリオネル・メッシ(アルゼンチン)。現地時間14日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でバイエルン・ミュンヘンに2-8で敗れて以降、去就について取りざたされているが、英メディアは「バルサ退団を望んだ場合の移籍先候補」を予想。バルサ残留も含め、5つの道があると報じている。

ホルヘ氏の言葉を信じるのであれば、メッシ自身はバルセロナへの帰還を最優先に考えているはず。ただ、オファーができる状態になったとは言え、ファイナンシャル・フェアプレーを遵守しなければならないため、その提示額は他のクラブよりも低いものになりそうだ。果たしてメッシはどのような決断を下すのだろうか。

2007-08シーズンはサミュエル・エトーが負傷、ロナウジーニョが不調、加入したティエリ・アンリがチームにフィットできず、期待された攻撃陣が機能しない中で孤軍奮闘。単騎突破から貴重なゴールを決め、暗黒期が到来していたチームの希望の星となる。ただ、過去の3試合よりは出場時間が増えたものの、やはりこのシーズンも怪我で戦列を離れた時期があった。また、完全に過渡期となったバルサは、2シーズン連続で無冠に終わり、大きく期待を裏切ることに。そして、チームの主役はロナウジーニョからメッシへと移るのであった。

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